私と世間へのお手紙

日常と思想、ときどき宗教。拝啓、私と世間様!

2021年10月28日(木)のこと

◎朝昼

 一日のスタートがめちゃめちゃ遅い。起きるまでに遅く、布団から出るまでも遅い。朝から頑張ってる人たちに申し訳ないレベルで遅い。そのわりに、布団から一度出るとごはんまでは突き進む。素早く着替えて素早く歯磨きをして素早く昼食の準備をする(昼食の時間まで布団の中にいるのか、と言ってはいけない)。

 今日はお昼を食べたら作業をしよう、と毎日思うのに、どうして結局ほとんど作業をしないまま時間を過ごしていまい、結局夜になってから頭が動き出すのだろう。生活リズムが崩れているからだとしても、やる気スイッチが起動するまでのロスが長い。いい加減にしてくれ。

 

◎研究会

 それでも今日は研究会があったので動き出しはまあまあ早い方だった。研究会はゼミの教員と、3年生と一緒にやっている。4年生は私ひとりで、昨年度に先生に「研究会やらないんですか」と一度訊ねたことをきっかけに呼んでもらった。そのくせして、前期授業期間の後半は授業と被っていることを言い訳にほとんど参加せず、後期になっていきなりやる気出して毎回参加してるぞこいつ状態だ。

 やっている内容は大変だけど楽しい。3年生の一人がリーダーとして動いていて、この彼がまあとても優秀なのだ。他の3年生もやる気がある子たちばかりだし、自分にはない視点での意見を出していることが参考にも刺激にもなる。これは、自分たちの学年のゼミがあまり充実しているとは言い難いことから、余計にそう感じているのだと思う。

 私は3年生の昨年、授業が全てオンラインになってかなりしんどかった。楽しみにしていたフィールドワークも中止、ゼミも通話かチャットでの開催。人の集まりも悪く、意見交換しようにもお互いの研究が何をやっているのかいまいち理解できていない。4年生になってからはさすがにそんなことも言ってられなくなって参加率が上がったし、自分の卒論自体はゆっくりながらも着実に進んでいることで気にしなくなったが、対面でできていたらもっと違う部分があったのかなと偶に考える。

 自分ですらこうだったのだから、やる気を持った3年生たちこそ、ほとんどオンラインでしか授業を受けられていないのはかなり気の毒な話だ。今では対面で受けているものも多いはずだが、うちのゼミの担当教員である先生は昨年度から丸二年、自分が担当する講義は全てオンラインでのみ開講すると早々に決めてしまった。そのおかげで実家との行き来を気兼ねなく出来たともいえるし、一回でいいから対面でもやりたかったとも思う。別にオンラインでもある程度学ぶことは出来るからオンラインでやってるのだろうし、私もオンラインで充分興味を持って学ぶことが出来た

 でも、オンラインで楽しいってことは対面ならもっと楽しかったんじゃないの?

 対面の方が実際に見せてもらえる資料は充実していただろうし、先生の話だって、補足で聞けたものがたくさんあるはず。未だに学生は教員の研究室への出入りは出来ないというのもあらゆる方面で苦しいところがある。

 みんなが同じ条件だったとはいえ、この疑念だけはずっと消えないと思う。一番悔しいのは、やはりフィールドワークが実施出来なかったことだが。

 だって民俗学の先生と出雲地方にフィールドワークなんてめちゃめちゃ楽しいじゃん!!!!!!

 また同じ条件で実地できるようになったら、勉強代まで支払うので実費で参加させてほしい。ていうかそういうツアーでも行こうかな。

 

 研究会自体もオンラインで毎週話している。私は4年生なので当然のことながら卒論優先、ほとんど意見係としての参加だが、段々と研究が進んでいる様子を見聞きしているのはやっぱり楽しい。一方で、先生からは「息抜き程度で参加してくださいね」「初稿の確認なんかはお願いすると思いますが、卒論提出後になりますから」「ということは、卒論の提出をしてくださいということですよ」とめちゃめちゃ圧をかけられた。先週の中間発表会でだってそんなに言って来なかったのに、後輩も聞いているところでそんな言います?! と思いつつ、マジでやばいわけじゃないからこそ笑いながら言ってくれるのかなとプラスに捉えておくことにする。

 

◎猫

 実家にいると猫と過ごす時間がめちゃめちゃ長くてハッピーである。我慢できずに写真を撮りまくってSNSにも載せまくるので、こいつ実家にいるなと一瞬でわかる。うちのこは可愛いので仕方がない。

 猫の方も、かまってくれる人間がいるのは満更でもない様子で近寄ってくる。この頃は寒くなって来たので密着度も上がってwin-winだ。それだけ見ていると、猫たちの性格だとか関係も理解してくる。我が家には現在3匹の猫がいるが、誰と誰はよく喧嘩をするだとか、こいつは食い意地が張っている、こいつはいちばん寒がり、なんて分析していくのも楽しい。猫のいない生活なんてありえないなこれ。

 そんな猫たち、ときどき毛玉を吐く。習性なので仕方がないし、考慮はしている。吐くときはわかりやすくえずくので、間に合えば古新聞なんかを差し出してカバーする。但し、何故か吐く瞬間には顔を逸らすことが多いので、結局床にぶちまける割合が高い。今朝もカーペットの上にいるタイミングでえずき始めたのだが、古新聞も遠い場所にあり、間に合いそうになかった。しかもえずいている猫は吐きそうなことに自分自身パニックになっているのか(いちばんビビりな性格の猫)、えずきながら移動している。だったらせめて板張りの方に行ってくれ! 咄嗟にそう思った私は、文字通り猫のケツを叩いて廊下に誘導させた。思惑通り、廊下に向かって飛び込む猫。一際大きくゲェッと声が聞こえ、間に合ったか? とティッシュを片手に様子を見に行く。しかし、それらしい痕跡は見当たらない。床を拭いてみると多少濡れている部分もあったが、明らかに少なかった。リビングの方に戻ると、さっきまでえずきまくっていた猫はけろりとした様子でこちらを見ていた。いや、毛玉どこいったのよ

 結局、その後一日彼はえずくことがなかった

 

 また、同じ猫が今日はやたら鳴いていたので、少し前から話題になっている猫語翻訳アプリを入れてみたのだが、起動させた途端一切鳴かなくなった。なんなのおまえ。他の猫の喉を鳴らす音を拾ったのか、「リラックスしたい」「休憩したい」という訳だけが繰り返されてこわくなりやめた。

 

 

 

 洗い物をしているタイミングで母が帰って来たので、一緒に台所に並んでいたら「誰かと遊んだり、約束はしてないの?」と聞かれた。なんとなく、しばらく連絡とっていない人たちには引っ越しが完了してから地元いるよ~ん! と言おうかなと思っていたけど、基本的に実家にずっといることは変わらないし、引っ越しが完了してからだと更に忙しくなりそうなのでそろそろ連絡してみてもいいかもしれない。

 私の「友達少ないからァ!」「大学に友達いね~からなぁ」の言葉を家族がどこまでのレベルで捉えているのかはわからないけど’(まじで定期的に遊ぶ、連絡とるとなると片手で足りる人数しかいないし、大学に友達と胸張って言える人はいない)、多少は遊びに出かける姿も見せないと普通に心配されてるな…? と気づいた。とはいえお金もあまり使いたくは無いし、ある程度部屋を片付けて人を呼べるようにすることが目下の目標。