私と世間へのお手紙

日常と思想、ときどき宗教。拝啓、私と世間様!

2021年1月17日のこと

◎朝昼
朝方何度日目が覚めて、そのたびにスマホの確認などはしていたがきちんと起こされたのは11時になる頃だった。毎度のことながら、その前からテレビの音や家族の声はぼんやり聞いていた気がする。我が家は今現在3人で布団を並べている状態なのでそこを片付けようと思うと全員が動かなければならない。実家にいると、このようにひとりきりの時間はなかなか得られないのが苦しいところ。
何はともあれ、昼食を食べる。

◎睡眠だらけ
何もしていないのに眠いとはこれ如何に。
昼食を終えたあとうとうとする。夜勤の姉のため、仮眠用に残しておいた布団で母はあっさり寝ていた。寝床がない姉はむしろ困っていた。
最近、母の物が置いてある棚の上に猫が上がりたがる。最年長の1匹だけが棚から棚を渡りジャンプするのだが、私や姉は純粋に危ないので上がるなと叱るが、母は自分の物の上に寝られることを怒る。
今日はついに物をいくらか落としてしまった。
といっても、服やら雑誌やらだけだったので何も壊れていないし巻き込まれた者もいないのだが、音で起きた母はイライラしながらそれを片付けており、その空気をどうにかしたいと思った私は、むしろ猫が寝られる場所を棚の上に用意してあげた方がいいのではとこぼした。ら、母はわりと酷いことを言った。
ぴしゃっと水をかけられたみたいな気持ちになって、怒りより悲しみがわいた。書こうと思ったが、いつか読み返したときまた悲しくなるのは嫌なので詳細には残さない。ただ、2人になったとき姉が「自分が寝ているのを邪魔されて不機嫌になっているだけだ」と言った。それにしたって、あの人はときどききちんとした原因を探すでもなく当たることがある。
たぶん私はあの一瞬、自分たちの都合で飼っている猫相手に言った責任のない言葉を、ほんの少しだけ自分に重ねてしまったように思う。なら私は?と聞きたくなったのだと思う。
こわくなって、そのあとは姉が出ていくまで話をしなかった。


◎さんの漫画
昨日に引き続きTwitterのトレンドの話。このトレンドは、おそらく鬱病をテーマにした漫画の数年前のツイートまとめ。一度目が覚めた朝の時点でこのトレンドに気づき、すべて読んだ。内容に関しての自身の感想は省く。ただ、まるきり他人事ではないということだけは飲み込んだ。
自分が読んだ感想以上に考えたことがあったのは夜のこと。他人の感想を目にして、よけいなことを感じすぎてしまった。

HSP関連の話題に触れられなくなった話
これは別に今日より前から思っていたとことだが、もやもやついでに書いてみる。
自分自身がHSPかもしれないと思ったのは10月頃。世間ではすでにメディアで取り上げられることもあったし、書籍も出ていたし、調べると記事もサイトもツイートも自己診断もたくさんヒットした。それでもどっと話題になったのはそのもう少しあとだと思う。何より、私がその言葉を知ってきちんと調べたのは前々からフォローしている人がきっかけだったので、世間の話題に流されたわけではないことだけは主張したい。
自己診断では中の高、くらいの結果だったと思う。それでも自分がそうと言っていいかわからず、初めて診断した夜は遅くまで調べ、色々と考えたことを覚えている。そして、私もそうだと思うことでひとつ安心ができる気がして、「わかる」と思いたくて、HSPの漫画家さんの実録本を電子書籍で買った。共感はできる部分も多かったが、違うところもたくさんあった。心の問題で音や光に過敏になってた頃でもあったからこその共感もあったと思う。
それでも、読了後はすっきりした気持ちになっていた。以前より自分のことが知れた気がしたからだ。

知れたことが嬉しくなった自分は、今度は人に言いたくなった。誰かに、あなたのことだねと言ってほしくなった。そうして安心したかった。
口にするにはそれなりに勇気がいった。違うよと言われたら。理解されなかったら。それでも「私を知る人」には言いたくて、大学の友人と母と学生相談の先生には話してみた。結果はどれもあんまりだった。
先生はあまり詳しくなかったようで、また調べておくねと言った。でも翌週のときには向こうから話題が出ず、私ももう一度言う勇気がなくてこの話は消えた。
母はあまり聞いてくれなかった。これは運転中に話しかけた私も悪かった。多分、詳しい人には聞いてもらってるし自分で調べているならいいと思ったのだろう。話を振ったときの自分は元気だったのであまり気にならなかったが、あとから悲しくなった。
友人とは、このあたりから上手く話せなくなった。HSPそのものはすでに知っていたようで話は早かったが、早すぎた故に「私のこと」はあまり言えなかった。これはまた余談だけれど、この時期の私は以前の比ではないほど短い時間に多くのことを考えすぎて、物事に対する自分の考え方がどんどん変わっていた。その変化を相手に伝えられないまま、以前と変わらぬ態度で接していたせいで一つのズレが大きなズレになっている状態だった。修復も半ば諦めている。このあたりは本当に面白くない話なのでやめる。

その後も何度か調べることはあったが、HSPかも!と思ってから見えた光は割とすぐ消えた。“繊細さん”が大きく扱われることになり、一種のブームのようになってしまった(と感じた)からだ。
割合として当てはまる人が多いのは理解していたし、日本人みんなそうじゃない?という意見も正しいところだろう。むしろ私が本当にそうなのかだって相変わらずわかりはしない。
それでも、話題になって取り上げられることが増え、僕も私もと次々に手を挙げる人が出てくる中で「実は私も前からそうなんです」と言うことはもうできなくなった。

かくして、私は本屋の「HSPコーナー」を冷めた目でスルーし続けている。


◎猫
今日は夕飯を食べたあともすぐ眠くなったのでさっさと寝ることにして支度を済ませ、布団の中で日記を打っていた。が、天井裏で猫の喧嘩勃発。
うちの家は一応借家だが、それなりの古い家をお安く借りており壁にいくら穴を開けてもいいと言われている。言われているものの、木造の階段に敷かれていたマットを猫がこじ開けて天井裏を行き来しているのは正直やばい。外と繋がっているわけではないが、いつか天井が落ちてくるのではと思っている。
で、そこでたびたび相性の悪い二匹が鉢合わせることがある。互いにビビりなためにどちらもパニックになっているのだろうと予測できるが、危ないのでやめてほしい。
ていうか君たち姉妹じゃん?

天井を叩くなどして何度か牽制したがまだ足音が聞こえる。ケガだけはしないでね。

◎ジオディケ、スピンオフのこと
知ったのが遅すぎて盛り上がりきれなかったけどだいぶ浮かれている。新規映像万歳。オリジナルキャストみんな出るとは思っていなかったので本当に嬉しい。一方でミュートしたアカウントは増えた。


LINEを返そう、返さなければと思うのはやめた。というか、とっくにやめている。やめていることを認めた。
返したいと思ったら返そう。


明日は月曜日なのでゴミ出しを忘れない。